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コラム

Column

2026年6月19日

テニスをしていないのに肘が痛い?デスクワーク・家事によるテニス肘の原因と対処

こんにちは、桃谷うすい整形外科です。

「テニスなんてしたこともないのに、肘の外側が痛くなってきた」「マウスを動かすたびに肘が疼く」「瓶のふたを開けようとすると肘に痛みが走る」。そんな経験はありませんか?

この記事でわかること

・テニスをしていなくてもテニス肘になる理由

・デスクワーク・家事が原因になるメカニズムと気づきにくいポイント

・エコーを使った診断と、リハビリ中心の当院の治療の流れ

実は、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、テニスをする人だけに起こる疾患ではありません。テニス肘という名前から「自分には関係ない」と思ってしまう方も多いのですが、整形外科を受診される患者さんの中には、デスクワーカーや主婦の方が少なくありません。

テニスをしていないのにテニス肘になるのはなぜ?

テニス肘の正式名称は「上腕骨外側上顆炎」といい、肘の外側の骨に付着する腱(短橈側手根伸筋など)に炎症や変性が生じた状態です。

この腱は「手首を反らす」「前腕を回す」動作に関与しており、テニスのバックハンドだけでなく、以下のような日常動作でも繰り返しストレスがかかります。

  • 長時間のパソコン作業(マウス操作・タイピング)
  • スマートフォンの長時間使用
  • 鍋・フライパンを持って振る調理動作
  • 掃除機・雑巾がけなどの家事全般
  • レジ打ちや書類作業など、手首を使う仕事
テニスをしていないのにテニス肘になるのはなぜ?

特に40代になると腱の柔軟性・回復力が低下するため、若い頃は問題なかった日常動作でも傷みが蓄積しやすくなります。「最近デスクワークが増えた」「子供の世話で抱っこが多い」といった生活の変化がきっかけになることもあります。

こんな症状ありませんか?セルフチェックリスト

  • 肘の外側(外側の骨の出っ張り付近)を押すと痛い
  • マウスを操作したあとに肘がだるく疼く
  • ペットボトルのキャップや瓶のふたが開けにくい
  • 雑巾を絞る・フライパンを振る動作で肘に痛みが走る
  • 手のひらを下に向けて物を持つとつらい
3つ以上あてはまる場合は、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の可能性があるセルフチェック

3つ以上あてはまる場合は、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の可能性があります。「日常生活の動作」が原因のため気づきにくいですが、放置すると慢性化しやすいため、早めの受診をおすすめします。

当院ではどのような治療を行っていますか?

全ての治療の根底にあるものは、理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。腱への負担を減らすためのストレッチ・筋力強化に加え、パソコン操作の姿勢や家事動作の改善など、生活の中でできる対策を一緒に考えます。当院のリハビリテーションについて詳しくはこちら

診断では、エコー(超音波)を用いて腱の状態をリアルタイムで確認します。「レントゲンでは異常なし」と言われても、エコーで見ると腱の変性や炎症が確認できることがあります。症状に合わせた治療を選択するために、エコー診断は重要な手がかりになります。

腱周囲の緊張や癒着が強い場合は、ハイドロリリース(エコーガイド下に生理食塩水等を注入して癒着をはがすことを目的とした治療)をご提案することがあります。また、難治性の場合は体外衝撃波療法(保険適応外)が選択肢になる場合もあります。費用・リスク・治療期間については診察時にご説明します。

よくあるご質問

Q. テニスをしていないのに、本当にテニス肘なのですか?

A. はい、テニスをしない方でも起こります。「テニス肘」という名称はテニスのバックハンドで多く見られることに由来しますが、日本整形外科学会でもテニス肘はテニスをしない方にも起こりうる疾患として案内されています。デスクワーカーや主婦の方が来院されることは珍しくありません。

Q. 仕事(デスクワーク)を続けながら治せますか?

A. 多くの場合、仕事を続けながら治療を進めることは可能です。ただし、症状を悪化させないよう動作の見直し——マウス操作の姿勢や持ち方——がカギになります。理学療法士が職場での動作アドバイスも行いますので、お気軽にご相談ください。

Q. 湿布を貼ればよくなりますか?

A. 湿布は一時的な炎症や痛みを和らげる目的で用いられますが、腱の変性(テノパチー)が進んでいる場合は湿布のみでの改善は難しいことがあります。適切なリハビリや治療と組み合わせてこそ、回復の見通しが立ちやすくなります。

Q. 何科を受診すればいいですか?

A. 整形外科を受診することをおすすめします。エコーを用いた診断で腱の状態を確認し、症状に合った治療方針を立てることができます。桃谷駅・天王寺区近くにお住まいの方は当院へお気軽にご相談ください。

まとめ

テニスをしていなくても、デスクワークや家事の繰り返し動作が原因でテニス肘になることがあります。「肘の外側が痛い」「物をつかんだり持ち上げたりするときに肘が痛む」という症状が続く場合は、早めに整形外科を受診することをおすすめします。

天王寺区・桃谷駅近くの当院では、エコーによる精密な診断と理学療法士によるリハビリテーションで、日常生活への早期復帰をサポートしています。

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参考文献

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状には個人差があります。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。

このコラムを書いた人

理学療法士
瀬尾 真矢

患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

得意分野

変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)

記事監修:臼井俊方

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