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コラム

Column

2026年6月5日

足首を捻った!スポーツ選手が知るべき応急処置と早期復帰のポイント

この記事でわかること

  • 足首捻挫の正しい応急処置(RICE処置)の手順
  • 「これくらいなら大丈夫」が再発を招く理由と受診のタイミング
  • エコーを使った診断と、理学療法士によるリハビリの流れ

バスケットボールの着地、サッカーの切り返し、ランニング中の段差……スポーツ中に足首をグキッと捻った経験はありませんか。

当院には「テーピングで様子を見ていたけど、なかなか治らない」と来院される患者さんが多くいらっしゃいます。捻挫は軽視しがちですが、適切な処置を怠ると慢性不安定性(繰り返す捻挫)につながることがあります。

足首捻挫とは?なぜ靭帯を痛めやすいの?

足首捻挫の多くは、足首が内側に強くひねられることで起こります。このとき最も損傷しやすいのが前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)です。

靭帯は一度伸びると自然に短くなりにくい性質があります。「腫れているけど歩ける」程度でも、靭帯が部分的に断裂している場合があります。日本整形外科学会によると、足関節捻挫はスポーツ外傷の中で最も頻度が高い部位のひとつです。

捻挫で靱帯を痛めやすい理由

捻挫直後にやるべき応急処置(RICE処置)は?

捻挫直後はRICE処置が基本です。

  • R(Rest/安静): 無理に動かさない
  • I(Ice/冷却): タオルで包んだ氷で15〜20分冷やす(凍傷に注意)
  • C(Compression/圧迫): 弾性包帯で腫れを抑える
  • E(Elevation/挙上): 心臓より高い位置に足を上げる

痛みが強い・体重をかけると激しく痛む・強い腫れがある場合は、骨折の可能性もあるため整形外科を受診してください。

整形外科ではエコーで靭帯を確認できる

「レントゲンで異常なし」と言われても、靭帯の損傷はレントゲンに写りません。当院ではエコー(超音波)検査で靭帯の状態をリアルタイムに確認します。

「エコーで靭帯を見てもらったのは初めてです」とおっしゃる患者さんが多く、損傷の程度をその場で把握できることで、復帰までの計画が立てやすくなります。

当院の診療案内(エコー診断)はこちら

競技復帰に向けたリハビリの流れ

全ての治療の根底にあるものは、理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。

足首捻挫のリハビリは3段階で進みます。

  1. 急性期(受傷後1〜3日): 安静・冷却・固定(テーピング・装具)
  2. 回復期(1〜3週): 関節可動域の回復、足首周囲の筋力強化
  3. 復帰期(3週〜): 競技に近い動作練習、再発防止のバランストレーニング
足首捻挫のリハビリは3step

急性期(受傷後1〜3日): 安静・冷却・固定(テーピング・装具)

回復期(1〜3週): 関節可動域の回復、足首周囲の筋力強化

復帰期(3週〜): 競技に近い動作練習、再発防止のバランストレーニング

「もう痛くないから大丈夫」と感じても、靭帯の修復が不十分な段階で復帰すると再捻挫のリスクが高まります。理学療法士と相談しながら段階的に進めることが重要です。

当院のリハビリテーションについて詳しくはこちら

よくあるご質問

Q
捻挫と骨折の違いは自分で見分けられますか?
A

外見だけで見分けるのは困難です。強い腫れ・皮下出血・体重をかけると激しく痛む場合は骨折の可能性があります。レントゲンとエコーの両方で確認することをおすすめします。

Q
テーピングや市販サポーターで様子を見てもいいですか?
A

軽度であれば経過観察もできますが、靭帯の損傷度がわからないまま放置すると慢性化するリスクがあります。腫れ・痛みが1週間以上続く場合はご来院ください。

Q
受診から競技復帰までどのくらいかかりますか?
A

損傷の程度によって異なります。軽度(靭帯の伸び)で2〜3週間、中等度(部分断裂)で4〜6週間が目安ですが、個人差があります。

まとめ

足首捻挫は「たかが捻挫」と軽視されがちですが、靭帯の損傷状態を正確に把握し、段階的なリハビリを行うことが再発防止と早期競技復帰につながります。

天王寺区・桃谷駅近くで、スポーツ後の足首の痛みにお悩みの方はお気軽にご相談ください。

この症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

参考文献

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状には個人差があります。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。

このコラムを書いた人

理学療法士
瀬尾 真矢

患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

得意分野

変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)

記事監修:臼井俊方

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