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コラム

Column

2026年6月3日

転倒して足首を捻った?60〜70代が知るべき受診サインと回復のコツ

この記事でわかること

  • 高齢者の捻挫が「骨折」を伴いやすい理由
  • 受診すべきサイン(すぐに病院へ行くべき状態の見分け方)
  • 回復後の転倒再発を防ぐためのリハビリのポイント

散歩中の段差、雨の日の滑り、階段の踏み外し。
60〜70代になると、ちょっとした不注意で足首を捻るケースが増えます。

「歩けるから捻挫だろう」と自己判断して様子を見ていたところ、実は剥離骨折(はくりこっせつ)だったというケースが、当院ではめずらしくありません。高齢者の捻挫は、若い世代とは異なる注意が必要です。

高齢者の捻挫はなぜ骨折を伴いやすいの?

加齢とともに骨密度が低下すると、靭帯が強く引っ張られた際に靭帯の付着部の骨が剥がれる「剥離骨折」が起きやすくなります。特に閉経後の女性は骨粗鬆症の影響で骨がもろくなっているため、注意が必要です。

また、靭帯そのものも加齢により弾力が低下しており、損傷しても痛みを強く感じにくい場合があります。「大したことない」と感じても、実際には損傷が進んでいることがあります。高齢者の足関節外傷は、靭帯・骨ともに慎重な評価が求められます。(参考: 日本整形外科学会「足関節捻挫・不安定症」

高齢者の捻挫はなぜ骨折を伴いやすいのを解説

こんな症状があれば今すぐ受診を

以下の症状がある場合は、骨折の可能性があるため速やかに整形外科を受診してください。

  • 足首の外側や内側に強い腫れや青あざがある
  • 体重をかけると激しく痛む、または全くかけられない
  • 足首の骨の出っ張り部分(外くるぶし・内くるぶし)を押すと強く痛む
  • 数時間経っても腫れが引かず、むしろひどくなっている

「歩けるから大丈夫」は必ずしも正しくありません。剥離骨折でも歩ける場合があります。

骨折の可能性があるサインをチェック

整形外科での検査と治療について

当院ではレントゲンに加えて、エコー(超音波)検査で靭帯の損傷状態をリアルタイムに確認します。

「エコーで足首を詳しく見てもらったのは初めてです」とおっしゃる患者さんが多く、靭帯の状態を視覚的に確認することで、治療方針が明確になります。骨折がない場合でも、靭帯の損傷度合いによってテーピング・装具・ギプスなど、適切な固定方法を選択します。

当院の診療案内(エコー診断)はこちら

回復後の転倒再発予防こそが大切

全ての治療の根底にあるものは、理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。

高齢者の場合、捻挫の治療後に「また転倒しないか不安」という声をよく聞きます。当院では、足首の回復に合わせてバランストレーニングや歩き方の確認を行い、再転倒・再捻挫を予防するリハビリに力を入れています。

転倒リスクを減らすためには、足首の柔軟性・筋力・バランス感覚の3つを同時に鍛えることが効果的とされています。

当院のリハビリテーションについて詳しくはこちら

よくあるご質問

Q
骨折しているかどうか、自分で判断できますか?
A

判断は困難です。「歩ける」「見た目の腫れが少ない」でも剥離骨折のケースがあります。特に外くるぶし周囲の圧痛・体重がかけにくい場合は必ずレントゲンとエコーで確認しましょう。

Q
年齢的に手術は難しいでしょうか?
A

多くの場合は手術の必要はなく、固定とリハビリで回復します。手術が必要な骨折であっても、全身状態を考慮した上で相談しますのでご安心ください。

Q
捻挫が治った後も足首が不安定な感じがします。
A

靭帯が不完全な修復のまま癒合すると、慢性足関節不安定症になることがあります。バランストレーニングを含むリハビリで改善が期待できるため、一度ご相談ください。

まとめ

高齢者の足首捻挫は「歩けるから大丈夫」と自己判断せず、早めの受診が慢性化や転倒の繰り返しを防ぐことにつながります。

天王寺区・桃谷駅近くで、転倒後の足首の痛みにお悩みの方はお気軽にご相談ください。

この症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

参考文献

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状には個人差があります。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。

このコラムを書いた人

理学療法士
瀬尾 真矢

患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

得意分野

変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)

記事監修:臼井俊方

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