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2026年10月15日

ジャパニーズウォーキングとは?インターバル速歩のやり方と膝・腰の注意点

こんにちは、桃谷うすい整形外科の瀬尾です。

現在、海外ではジャパニーズウォーキングが人気となっていることをご存じでしょうか?
ジャパニーズウォーキングは、信州大学の能勢博氏らが研究してきた「インターバル速歩」を指して海外で使われている呼び名です。速歩きとゆっくり歩きを3分ずつ交互に繰り返します。

この記事でわかること

  • インターバル速歩の研究でわかっていること
  • 速歩き・ゆっくり歩きの時間と回数
  • 膝や腰に不安がある方の始め方と中止の目安

「膝や腰が痛くても大丈夫?」と気になる方へ、研究の中身と始める前の注意点を整理します。

インターバル速歩にはどんな研究がありますか?

インターバル速歩にはどんな研究がありますか?

中高年を対象にしたランダム化比較試験で、脚の筋力と持久力の向上が報告されています。2007年の研究では、平均63歳の男女246人を3つのグループに分け、5か月間比べました。

インターバル速歩のグループでは、膝を伸ばす筋力が13%、曲げる筋力が17%増えました。持久力の指標も8〜9%の増加。いずれも、中くらいの強さで歩き続けたグループより大きな変化でした。収縮期血圧(上の血圧)の低下も報告されています。

男女約670人を解析した別の研究では、始める前の体力が低かった人ほど変化が大きい傾向でした。結果には個人差があります。

やり方は?どのくらいの速さで歩けばよいですか?

やり方は?どのくらいの速さで歩けばよいですか?

研究で使われた方法は、次のとおりです。

  • 速歩き3分+ゆっくり歩き3分を1セットにする
  • 1日5セット以上(合計30分以上)
  • 週4日以上

研究では、速歩きを一人ひとりの最大酸素摂取量(持久力の上限)の70%を超える強さにして、機器で確認していました。日常で取り入れる場合は、息が弾むくらいの速さが一つの目安です。最初から5セットにこだわらず、できるセット数から無理のない範囲で増やしましょう。

膝や腰が痛くても始めてよいですか?

膝や腰が痛くても始めてよいですか?

痛みがある方は、始める前に一度ご相談ください。紹介した研究は一般の中高年が対象で、膝や腰に痛みがある方にそのまま当てはまるとは限りません。

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」高齢者版も、整形外科的な障害などのリスクがある高齢者では「適量の見極めが重要」としています。次のような場合は中止し、受診を検討してください。

  • 歩いている途中で、関節や筋肉が強く痛む
  • 胸の痛み、動悸、めまいやふらつきがある
  • 膝が腫れる、熱っぽい
  • 脚のしびれが出て、休むと治まる

高血圧や心臓の病気などで通院中の方は、主治医にもご相談ください。

桃谷うすい整形外科ではどう相談できますか?

当院では、医師と理学療法士がともにエコー(超音波)を使って診療にあたります。痛みの原因を確認したうえで、リハビリテーションで歩く速さや量を一緒に考えます。

全ての治療の根底にあるものは、理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。

理学療法士 瀬尾 真矢

「膝が痛いから歩かない」より、原因を知って歩き方を調整するほうが続けやすいと感じています。まずは一度、状態を一緒に確認させてください。

よくある質問

Q
「1日1万歩」と比べた研究ですか?
A

違います。比べた相手は、中くらいの強さで1日8,000歩以上を目標に歩いたグループです。

Q
変形性ひざ関節症があってもできますか?
A

状態によって適した量は異なります。変形性ひざ関節症と診断されている方は、始める前にご相談ください。

Q
5セット続けて歩けない日はどうすればよいですか?
A

できるセット数で構いません。体調や痛みに合わせて、少しずつ増やしましょう。

まとめ

ジャパニーズウォーキングは、速歩き3分とゆっくり歩き3分を繰り返す方法です。膝や腰に不安がある方は、量を決める前に状態を確認しておくと安心です。

天王寺区・桃谷駅周辺でお困りの方は、Web予約から診察をご予約ください。

参考文献

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状には個人差があります。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。

このコラムを書いた人

理学療法士
瀬尾 真矢

患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

得意分野

変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)

記事監修:臼井 俊方(桃谷うすい整形外科 院長)
日本整形外科学会 専門医/認定スポーツ医/認定運動器リハビリテーション医/認定リウマチ医、日本人工関節学会 認定医、日本医師会 認定健康スポーツ医

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