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コラム

Column

2026年10月9日

オスグッドは練習を休むべき?親が知りたい痛みの目安と受診の判断

こんにちは、桃谷うすい整形外科の瀬尾です。

オスグッド病とは、成長期に膝のお皿の下にある脛骨粗面という骨が出っ張り、運動で痛む病気です。練習を続けるかどうかは、痛みの程度をみながら診察で決めます。痛みを我慢して、自己判断で続けるのは避けましょう。

この記事でわかること

  • 練習を休むか続けるかの考え方
  • 研究で使われた痛みの目安
  • 病院を受診したほうがよいサイン

オスグッド病と成長痛はどう違う?

オスグッド病では、お皿の下の出っ張りを押すと痛み、走る・跳ぶ動きで痛みが強まります。太ももの前の筋肉が、成長途中の骨を繰り返し引っ張ることで起こります。成長痛との区別は、診察とレントゲンで行います。

練習は休むべき?痛みの目安は?

完全に休むか続けるかは、痛みの程度と診察で決めます。日本整形外科学会のページで紹介されている日本整形外科スポーツ医学会の資料は、成長期の間はスポーツを控えるよう勧めています。痛みがなければスポーツをしてもよいが、ストレッチやアイスマッサージなどを併用するとされています。

オスグッド病の子ども51人の研究では、痛みを0〜10の数字で確かめながら、活動を段階的に増やす方法がとられました(Rathleff 2020)。

  • 運動中や翌朝の痛みが0〜2の間だけ、活動を次の段階へ進めていました
  • 急に痛みが強まったときは、一段階戻していました

最初の4週間は、痛みを強める動きとスポーツ参加を控え、理学療法士の指導を受けながら段階的に進めていました。スポーツに戻れた子は12週で16%、12か月で69%。数字の線引きは、主治医と相談して決めましょう。

片脚で体重を支える動きは、オスグッド病の痛みを出しやすいことが研究で示されています(Holden 2024)。

すぐ受診したほうがよいサインは?

膝の腫れや熱感、寝ているときの痛み、歩きづらさがあれば、練習を休んで早めに受診しましょう。診察で確かめる必要があります。

運動や活動調整の自己管理プログラムに取り組んだ研究では、4週で改善を感じなかった子でも、1年後に回答した26人中23人が改善を報告しました。経過には個人差があります。

桃谷うすい整形外科でのオスグッド病の治療

当院では医師と理学療法士がともにエコーで膝を確認し、炎症の場所や筋肉の状態を共有しています。

全ての治療の根底にあるものは、理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。太ももの前のストレッチや練習量の調整を、親子と一緒に考えます。

担当の理学療法士はこう話します。「休むか続けるかは、膝の状態を一緒に確かめてから決めたいと考えています。毎日の痛みの数字を記録しておくと、次の段階に進めるかを相談しやすくなります」

理学療法士 瀬尾 真矢

「休ませるか、続けさせるか」は多くの保護者が迷うところ。判断に迷ったら、お子さんと一緒に一度いらしてください。

よくある質問(FAQ)

Q
完全に休ませたほうが早く治りますか?
A

同学会の資料は休息と併用ケアを勧めています。痛みがなければスポーツをしてもよいが、ストレッチやアイスマッサージなどを併用するとされ、完全に休むことだけを求めてはいません。休む範囲は診察で決めましょう。

Q
成長期が終われば治りますか?
A

同学会の解説では、成長期の一過性の病気とされています。痛む時期はケアを続けましょう。

Q
大会が近いときはどうすればいいですか?
A

毎日の痛みの数字と翌朝の様子を記録し、主治医と出場や練習内容を相談しましょう。

まとめ

練習を休むか続けるかは、痛みの程度をみながら診察で決めます。自己判断で痛みを我慢して続けず、初めての膝下の痛みや腫れ、夜の痛みがあれば早めに受診を。天王寺区・桃谷駅周辺で、お子さんの膝の痛みにお悩みの方はお気軽にご相談ください。

ご予約・お問い合わせは、WEB予約から承っております。

参考文献

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状には個人差があります。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。

このコラムを書いた人

理学療法士
瀬尾 真矢

患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

得意分野

変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)

記事監修:臼井俊方

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