コラム
Column
リハビリに通う時間がない働く方へ|診察で相談すること
こんにちは、桃谷うすい整形外科の瀬尾です。
運動療法は、体の状態に合わせて運動を治療に用いる方法です。通院が難しいときも、中断する前に続け方を相談できます。
この記事でわかること
- 自宅運動だけでよいと決めない理由
- 勤務や生活について伝える内容
- 次回の診察までに記録したい変化
「通いたいけれど、仕事を抜けられない」。通院できない事情も治療を考える情報です。通える回数だけで、取り組む意味がないと考えないでください。
通えない日は自宅の運動だけでよいですか?

自宅運動を組み合わせる方法はありますが、通院不要とは限りません。必要な評価や安全確認は、病気と治療の段階で異なります。
Zhangらのレビューでは、膝の変形性関節症で、自宅と施設の運動による短期の痛みや機能に明確な差はみられませんでした。ただし、根拠は限定的です。全疾患で通院と同じ効果が得られるとはいえません。日本整形外科学会の「変形性膝関節症診療ガイドライン2023」は運動療法を推奨していますが、一律の通院回数を定めたものではありません。
診察では何を相談するとよいですか?

「仕事で困る動作」「通院できる日」「自宅で使える時間」を具体的に伝えましょう。たとえば、長く立つと痛むのか、階段が難しいのかで目標が変わります。
自宅では何を、どの程度行うか、どんな症状で中止するかを担当者と確認してください。動画の回数をそのまま真似せず、痛みや生活動作の変化を短く記録して次回に伝えます。痛みなどが悪化したときの相談先も確認しておくと安心です。
桃谷うすい整形外科ではどう相談できますか?
当院では、医師と理学療法士がともにエコー(超音波)を活用しています。筋肉や腱の状態を診察とリハビリで共有し、必要な検査は症状に応じて選びます。
全ての治療の根底にあるものは、理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。
担当の理学療法士は「エコーをリハビリに使う理由は、見えないものを見えるようにするためです」と話します。

お仕事や家事で忙しい方ほど、自分の痛みを後回しにしてしまいがちです。一人で抱え込まず、ぜひ一緒に考えさせてください。
よくある質問
一律には決まりません。診断と目標、通院可能な日を踏まえて相談します。
回数を増やすほどよいとは限りません。決めた負荷を守りましょう。
できなかった理由も伝えてください。続けられる内容を検討する材料になります。
当院のリハビリテーションでは、状態に合う運動を一緒に考えます。
まとめ
通院しにくい事情を共有し、自宅運動と診察をどう組み合わせるか相談しましょう。「仕事のどの動作を楽にしたいか」が出発点になります。
天王寺区・桃谷駅周辺でお困りの方はご相談ください。受診のご予約はすべてWEB予約からお願いいたします。
参考文献
- Zhang ZY, et al. Home-based vs center-based exercise on patient-reported and performance-based outcomes for knee osteoarthritis: a systematic review with meta-analysis. Front Public Health. 2024;12:1360824.
- 日本整形外科学会監修. 変形性膝関節症診療ガイドライン2023. 南江堂;2023. CQ2, p.50(運動療法:推奨強度1、エビデンスC).
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状には個人差があります。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。
このコラムを書いた人

瀬尾 真矢
患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
得意分野
変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)
記事監修:臼井 俊方(桃谷うすい整形外科 院長)
日本整形外科学会 専門医/認定スポーツ医/認定運動器リハビリテーション医/認定リウマチ医、日本人工関節学会 認定医、日本医師会 認定健康スポーツ医