コラム
Column
変形性膝関節症の初期症状とは?65〜70代女性が早めに気づくためのチェックポイント
こんにちは、桃谷うすい整形外科の瀬尾です!
この記事でわかること
- 変形性膝関節症の初期症状の特徴
- 「まだ早い」と思っている方のための受診の目安
- 手術しないで済む保存療法の選択肢
「最近、立ち上がるときに膝がつらい」「長く歩くと膝の内側が重くなる」65〜70代の女性から、こうした悩みを多くうかがいます。
変形性膝関節症は進行してから受診するケースが多い疾患ですが、実は初期の段階から治療を始めるほど、手術を避けられる可能性が高まります。早めに正しく理解しておくことが重要です。
変形性膝関節症の初期症状、どれに当てはまりますか?
変形性膝関節症の初期に多い症状は以下の通りです。
- 朝の起き上がりや、立ち上がり直後に膝がこわばる・痛む
- 長時間歩いた後に膝の内側がだるくなる
- 階段を降りるときに膝の前が痛む
- 膝がまっすぐ伸びにくい感じがある

これらの症状は「疲れ」と混同されやすく、放置されがちです。しかし放置すると軟骨の摩耗が進み、安静時にも痛みが出るようになります。
当院でも「1年以上様子を見ていた」という方が多くいらっしゃいます。エコーで確認すると、すでに軟骨の変性や関節液の変化が見られるケースがあり、「もう少し早ければ」という場面を何度も経験してきました。
O脚・体重・女性ホルモンが発症リスクを高める
65〜70代の女性に変形性膝関節症が多い理由は3つあります。
①O脚(内反変形)があると膝内側に体重が集中しやすい。
②体重増加で関節への負荷が増大する(体重が1kg増えると膝への負担は約3kg増加するとされています)。
③女性ホルモン(エストロゲン)の低下により軟骨を保護する機能が弱まる。

手術なしで治療できる方法はあるの?
変形性膝関節症は段階に応じた保存療法があります。
リハビリテーション(運動療法)
大腿四頭筋・お尻の筋肉を強化することで膝への負荷を分散させます。変形性膝関節症診療ガイドライン2023(日本整形外科学会・日本関節病学会監修)においても、運動療法は主要な保存療法の一つとして位置づけられています。
ヒアルロン酸注射
関節の動きを滑らかにすることを目的として使用される治療で、痛みの軽減が期待できます。
PRP療法(再生医療)
ご自身の血液から血小板を濃縮したものを関節内に投与する治療です。当院では再生医療の一つとして提供しています(保険適応外。費用・リスク・治療期間はご相談時に詳しくご説明します)。
全ての治療の根底にあるものは、理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。当院では、エコーで軟骨・関節液・周囲筋肉の状態を確認しながら、個々の状態に合わせた治療計画を立てています。
→ 当院のリハビリテーションについて詳しくはこちら
→ PRP療法・再生医療について詳しくはこちら
よくあるご質問
現時点では完全な再生は難しいとされています。ただし、進行を遅らせ痛みをコントロールすることは可能です。早期に適切な治療を始めることが重要です。
症状や進行度によって異なります。正座が困難な場合は無理に行わず、イスや椅子の生活様式に変えることで関節への負担を軽減できます。具体的な日常生活の工夫は受診時にご相談ください。
はい。軟骨の変性は痛みのない時期にも進行します。定期的なエコー確認と理学療法士によるリハビリを続けることで、進行を抑えることが期待できます。
まとめ
変形性膝関節症は「動き始めの痛み」「内側の痛み」が初期サインです。O脚・体重・女性ホルモンの低下が発症リスクを高めます。早期に運動療法を中心とした保存療法を始めることで、手術を避けられる可能性が高まります。
天王寺区・桃谷駅近くの当院では、エコーを活用した精密診断と理学療法士によるリハビリで、日常生活の質を維持・向上できるようサポートします。「もしかして?」と思ったら、お気軽にご相談ください。
この症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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参考文献
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状には個人差があります。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。
このコラムを書いた人

瀬尾 真矢
患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
得意分野
変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)
記事監修:臼井俊方
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