コラム
Column
肉離れを防ぎたい親世代へ|秋の運動会で走る前の準備
こんにちは、桃谷うすい整形外科の瀬尾です。
肉離れは、運動中などに筋肉の一部が傷つくけがです。久しぶりの全力疾走には、普段の体力に合わせた準備が必要です。
この記事でわかること
- 直前のストレッチだけに頼らない理由
- 準備が間に合わないときの参加判断
- 痛みが出たときに中止・相談する目安
「子どもの前で頑張りたい」。秋の運動会では気持ちが先に走りがちです。以前走れた距離や速さを、今の体力の基準にしないことから始めましょう。
当日の準備運動だけで十分ですか?

当日の準備運動だけで、肉離れを防ぎ切ることはできません。厚生労働省の運動ガイドは、普段の活動量や体調に合わせ、少しずつ運動を進めるよう示しています。
競技者の研究では、継続的な筋力づくりを含む予防の取り組みが調べられています。ただし、運動会前日に始めれば同じ効果が出るという意味ではありません。まずは歩行や軽い動きから、無理のない範囲で。準備不足なら、全力で走る種目を見合わせる選択もあります。
痛みが出たら走り続けてもよいですか?

走っている途中の急な痛みは、競技を中止する合図です。歩けても、そのまま走ってよいとは限りません。強い痛みや歩きにくさがあれば早めに受診してください。
痛む部分を強く揉んだり、無理に伸ばしたりせず、痛みが出た動作を伝えましょう。昔の肉離れや持病、服用中の薬も相談材料になります。
桃谷うすい整形外科ではどう相談できますか?
当院では、医師と理学療法士がともにエコー(超音波)を活用しています。筋肉や腱の状態を診察とリハビリで共有し、必要な検査は症状に応じて選びます。
全ての治療の根底にあるものは、理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。
担当の理学療法士は「エコーをリハビリに使う理由は、見えないものを見えるようにするためです」と話します。

好きな活動を諦めてほしくない、というのが正直な気持ちです。まずは一度、状態を一緒に確認させてください。
よくある質問
予防を保証するものではありません。急に強く伸ばさず、軽い動きから始めましょう。
慣れない高負荷の筋トレを急に追加するのは避けましょう。
軽くなったことだけで復帰を決めず、動作と状態を確認してください。
当院のリハビリテーションでは、状態に合う運動を一緒に考えます。
まとめ
秋の運動会は、今の体力で参加方法を選ぶことが大切です。準備不足を一日で取り戻そうとせず、急な痛みでは中止しましょう。
天王寺区・桃谷駅周辺でお困りの方はご相談ください。受診のご予約はすべてWEB予約からお願いいたします。
参考文献
- 厚生労働省. 健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023. 情報シート4「身体活動・運動を安全に行うためのポイント」, pp.25–28.
- van Dyk N, et al. Including the Nordic hamstring exercise in injury prevention programmes halves the rate of hamstring injuries: a systematic review and meta-analysis of 8459 athletes. Br J Sports Med. 2019;53(21):1362–1370.
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状には個人差があります。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。
このコラムを書いた人

瀬尾 真矢
患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
得意分野
変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)
記事監修:臼井 俊方(桃谷うすい整形外科 院長)
日本整形外科学会 専門医/認定スポーツ医/認定運動器リハビリテーション医/認定リウマチ医、日本人工関節学会 認定医、日本医師会 認定健康スポーツ医