エコーを使った治療
Echo
エコーを使った治療
Echo
はじめに
超音波で痛みを“見える化”し、ピンポイントに治療する最新メニュー
超音波(エコー)は被ばくの心配がなく、筋肉や腱・靭帯・神経といった軟部組織をリアルタイムで観察できる画像診断法です。
当院ではこのエコーを診断だけでなく治療にも活用し、整形外科専門医と理学療法士が連携して、短時間で安全・的確な痛みの改善を目指しています。
エコーとは?
- 非侵襲、被ばくゼロ
- 検査時間はおよそ1〜3分、その場で結果を共有
- 関節を動かしながら状態を確認できる“動的評価”が可能
- レントゲンでは写らない軟部組織や血流まで描出
エコーを用いた治療

エコーガイド下注射
エコー画像で針先を確認しながら薬液を患部へ届ける注射。神経や血管を避けられるため安全性が高く、薬剤をピンポイント投与できるので効果も高まります。
ハイドロリリース(神経周囲・筋膜リリース)
生理食塩水などを筋膜・神経周囲に注入し、癒着を剥がして痛みを軽減させる低侵襲治療。薬剤を使わないため副作用が少なく、施術直後から可動域が改善するケースも多数あります。

使用機器
- 診察室:SONIMAGE UX1 TRIFOR(コニカミノルタ) 高精細・深部描出が可能なハイエンドモデル
- リハ室:SONIMAGE MX1(コニカミノルタ) 4.5 kg の可搬型。高解像度で、神経、血管、筋肉などの軟部組織を詳細に把握可能
対象となる主な疾患
部位 | 代表疾患 |
---|---|
肩 | 四十肩・腱板損傷・石灰沈着性腱炎 |
膝 | 変形性膝関節症・半月板損傷・滑膜炎 |
頚部 | 肩こり・神経根症・ストレートネック |
腰 | 慢性腰痛・坐骨神経痛・梨状筋症候群 |
股 | 変形性股関節症・大転子滑液包炎 |
足 | 捻挫・アキレス腱炎・足底筋膜炎 |
肘 | テニス肘・肘部管症候群 |
手 | 腱鞘炎・手根管症候群・ばね指 |
上記以外の痛みやしびれについてもお気軽にご相談ください。
治療の流れ
1. 初診・問診
2. エコー検査(リアルタイムで軟部組織を評価)
3. 診断と治療方針の説明(画像を一緒に確認)
4. エコーガイド下治療(注射またはハイドロリリース)
5. リハビリ開始(当院の理学療法士が運動療法を指導)
6. フォローアップ(再検査で効果を確認・必要に応じ追加治療)
当院で受けるメリット
最新機器 3 台体制
TRIFOR で診断精度を高め、MX1 でリハ中の評価や治療もスムーズ
整形外科専門医が一貫対応
検査・注射・経過観察まで同じ医師が担当
理学療法士との密連携
エコー画像を共有し、科学的根拠に基づく運動療法を即実践
低侵襲 & 短時間
検査は約1〜3分、注射は数分。処置当日から通常生活が可能
保険診療中心
エコー検査・注射・リハビリは健康保険で受診できます
よくあるご質問
FAQ
- Q.エコー検査で放射線被ばくはありますか?
- A.
音波を使用するため被ばくはありません。妊婦やお子様でも安心です。
- Q.検査や注射にかかる時間は?
- A.
検査は1〜3分、注射は準備を含め数分で終了します。
- Q.注射は変な所に刺さらないですか?
- A.
エコー観察下で神経・血管を避けるため、通常の注射よりも安全に注射を行えます。
- Q.何回通えばいいですか?
- A.
軽症なら1回で大きく改善することもあります。慢性痛では数回の注射と運動療法を組み合わせます。