コラム
Column
肩こりがつらいデスクワーカーへ|原因と整形外科での治療法
こんにちは、桃谷うすい整形外科の瀬尾です!
この記事でわかること
- 長時間のPC作業で肩こりが起こる仕組み
- 今日からできるセルフケアの方法
- 整形外科で受けられるエコーを使った診断と治療
1日8時間以上パソコンに向かい、夕方には肩甲骨の間がズキズキ痛む。
そんな毎日を過ごしていませんか。
「肩こりくらいで病院に行っていいのか」と迷う方は少なくありません。
ただ、放置して頭痛や腕のしびれに進むケースもあります。
まずは原因を知り、正しく対処することが大切です。
なぜデスクワークで肩こりが起きる?
長時間の前かがみ姿勢が、肩こりの大きな原因です。
日本整形外科学会によると、肩こりは「首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じ」と定義されています。
中心となるのは僧帽筋という大きな筋肉です。
PC作業中は頭が前に出た「猫背」の姿勢になりやすく、僧帽筋や肩甲骨周りの筋肉に常に負担がかかります。
この状態が毎日続くと、筋肉の血流が悪くなり、痛みやこわばりが慢性化していきます。

40代になると筋肉の柔軟性が低下し、回復にも時間がかかるようになります。
「若い頃は気にならなかったのに」という声は、当院の外来でもよく耳にします。
この症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
自分でできるセルフケアは?
日常のちょっとした習慣が、肩こりの予防につながります。
- 30分に1回、肩を回す: 同じ姿勢を長く続けないことが重要です
- 肩甲骨を寄せるストレッチ: 両腕を後ろに引き、胸を開く動きを5回ほど繰り返す
- 蒸しタオルで肩を温める: 血流の改善が期待できます
- 入浴で全身を温める: シャワーだけで済ませず、湯船に浸かる習慣を

無理のない範囲で続けることが大切です。
痛みが強い場合やしびれがある場合は、セルフケアだけで対処せず受診をおすすめします。
当院ではどんな治療を受けられる?
当院では、まずエコー(超音波)を使って肩や首の筋肉・筋膜の状態を確認します。
「エコーで肩の中を見てもらったのは初めて」とおっしゃる患者さんが多くいらっしゃいます。
レントゲンでは写らない筋膜の癒着や筋肉の硬さも、エコーであればリアルタイムに観察できます。
筋膜の癒着が痛みの原因となっている場合は、エコーガイド下ハイドロリリースという治療を行うことがあります。
これは、エコーで患部を確認しながら生理食塩水を注入し、筋膜の癒着をはがすことを目的とした治療です。

全ての治療の根底にあるものは、理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。
注射で一時的に楽になっても、姿勢や筋力の問題が残っていれば痛みは繰り返します。
当院では理学療法士がエコーを使って診察に関わる体制をとっており、注射後のリハビリまで一貫してサポートしています。
一人ひとりの身体に合った運動プログラムを作成し、痛みの根本にアプローチします。
ご予約・お問い合わせ
この症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
よくあるご質問(FAQ)
はい、受診いただけます。
肩こりの裏に頚椎の疾患や腱板の問題が隠れている場合もあるため、一度検査を受けておくと安心です。
細い針を使用し、エコーで確認しながら行うため、痛みは比較的軽度ですが痛みを感じる方もいらっしゃいます。施術時間も短く、日常生活への影響はほとんどありません。
症状や原因によって異なります。
リハビリで正しい姿勢や運動習慣を身につけていただくことで、通院間隔を広げていける方が多くいらっしゃいます。
まとめ
肩こりは「仕方ない」と我慢しがちな症状ですが、原因を特定して適切に対処すれば改善が期待できます。
エコーによる正確な診断と、理学療法士による運動療法を組み合わせた治療を当院では行っています。
気になる方は、桃谷うすい整形外科までお気軽にお越しください。
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参考文献
- 日本整形外科学会「肩こり」
- 厚生労働省 令和4年国民生活基礎調査の概況(有訴者率:女性1位「肩こり」、男性2位「肩こり」)
- Guo Y, et al. Myofascial release for the treatment of pain and dysfunction in patients with chronic mechanical neck pain: Systematic review and meta-analysis. Clin Rehabil. 2023
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状には個人差があります。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。
このコラムを書いた人

瀬尾 真矢
患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
得意分野
変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)
記事監修:臼井俊方
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