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コラム

Column

2024年11月23日

膝痛に大切!?パテラ・セッティングとは?

こんにちは! 桃谷うすい整形外科の瀬尾です!
今回は、膝の痛みでお悩みの方、特に階段の上り下りや長時間の歩行が辛い方に朗報です。
簡単で効果的な運動療法「Patella setting(パテラセッティング)」についてご紹介します。
若年者から高齢者まで行うことができる運動なので、このコラムを読んで、理解を深めてみてください!

Patella settingとは?

Patella settingは、膝蓋骨(膝のお皿)周辺の筋肉、特に大腿四頭筋の力が出やすくなるための運動療法です。
この運動は、膝を曲げ伸ばしすることなく行えるため、膝に負担をかけずに筋力・筋出力を向上させることができます。

Patella settingの効果

  1. 膝蓋大腿関節の安定性向上
  2. 大腿四頭筋(特に内側広筋)の強化
  3. 膝の痛みの軽減
  4. 膝関節の機能改善

研究によると、Patella settingを定期的に行うことで、変形性膝関節症患者の痛みが軽減し、日常生活動作が改善されることが報告されています。
また、半月板損傷前十字靱帯損傷などの膝関節組織の損傷にも早期から行えるため、効果的です!

Patella settingの方法

  1. 座った状態で、膝を伸ばします。
  2. 膝の下に小さなタオルを丸めて置きます。
  3. かかとを床につけたまま、膝を床に押し付けるように力を入れます。
  4. このとき、膝蓋骨(膝のお皿)が上方に引き上げられるのを感じてください。
  5. 5秒間力を入れ続け、その後力を抜きます。
  6. これを10〜20回繰り返し、1日3セット行います。
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注意点

  • 痛みを感じる場合は、すぐに中止し、医師や理学療法士に相談してください。
  • 呼吸を止めずに、ゆっくりと行いましょう。
  • 膝を曲げたり伸ばしたりせず、まっすぐな状態を保ちます。

まとめ

Patella settingは、膝に負担をかけずに行える簡単で効果的な運動療法です。
変形性膝関節症や膝蓋大腿関節症候群などの膝の痛みに悩む方々にとって、有効な自宅でのエクササイズとなります。
ただし、新しい運動を始める前には、必ず医師や理学療法士に相談することをおすすめします。
個々の状態に合わせた適切な指導を受けることで、より安全で効果的な運動療法を行うことができます。
膝の痛みは放置せず、早めの対策が重要です。
Patella settingを日々の生活に取り入れ、健康的な膝を維持しましょう。

変形性ひざ関節症

JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。

このコラムを書いた人

理学療法士
瀬尾 真矢

患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

得意分野

変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)

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