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コラム

Column

2026年2月13日

「再生医療を受けたら終わり」ではありません。リハビリテーションが治療の根底にあります

こんな悩みはありませんか?

  • 「PRP療法を受けたが、効果が感じられない」
  • 再生医療を受けたら、あとは自然に治ると思っていた」
  • 「注射を受けた後、どう過ごせばいいかわからない」
  • 「リハビリと再生医療、どちらが重要ですか?」
  • 「運動療法を続けているが、なかなか改善しない」
  • 「再生医療だけで治ると思っていたが、期待と違う」

このような悩み、実は「再生医療だけで完結する」という誤解から生まれているかもしれません。
実は、全ての治療の根底にあるものは理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。再生医療は、この運動療法と組み合わせることで、その効果が高まることが期待されます。

リハビリの重要性

原因解説:なぜリハビリテーションが治療の根底にあるのか

関節軟骨の栄養メカニズム

変形性関節症の治療において、リハビリテーション(運動療法)が基本となる理由があります。

関節の軟骨は、滑膜から分泌される関節液から、機能を保つ栄養を与えられています。
膝の曲げ伸ばしで関節軟骨に圧力が加わると、関節液が関節軟骨に浸透し、水分・酸素・栄養分が補給されます。
つまり、膝関節を動かさないでいると関節軟骨は関節液を吸収できないため、栄養などがうまく行き渡らないことになります
そのため、関節軟骨の健康を維持するには適度な膝の運動が欠かせないのです。

軟骨の機能

運動療法がなぜ必要か

保存療法では主に運動療法と薬物療法の2つを併用して行いますが、運動療法が基本となります

運動は筋力を維持するだけでなく、痛みを和らげる効果が強いことがわかってきました。
痛みのために体を動かさないでいると、筋力が低下して膝関節への負担が増大し、結果として痛みが増すことになります。
したがって、痛みを感じないで動き続ける運動をすることが大切であり、理学療法士やトレーナーによる指導が必要です

再生医療の位置づけ

整形外科における再生医療とは、患者自身の細胞を用いて、関節内の炎症を抑えたり、損傷した組織を修復したりする治療法のことです。

保存療法で痛みの症状が緩和されない場合は、膝関節に対する再生医療(PRP療法)が選択肢としてあります。
しかし、これは運動療法を代替するものではなく、運動療法を実施しながら、薬物療法や再生医療などさまざまな選択肢を検討しトライして行くことで、出来るだけ手術治療を避けられると考えております

セルフチェック:あなたはリハビリテーションの重要性を理解していますか?

  • 再生医療を受けたら、あとは自然に治ると思っていた
  • 注射を受けた後、安静にしていればいいと思っていた
  • 運動療法を続けているが、なかなか改善しない
  • リハビリと再生医療、どちらが重要かわからない
  • 痛みがあるので、運動は避けている
  • 運動療法の効果が感じられないので、再生医療に期待している
  • 再生医療だけで治ると思っていたが、期待と違う

これらに当てはまる方は、リハビリテーションの重要性を再認識する必要があるかもしれません。
全ての治療の根底にあるものは理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。

解決策:リハビリテーションと再生医療の組み合わせ

リハビリテーションが基本

全ての治療の根底にあるものは理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。

リハビリテーションの内容や頻度は、病状だけでなく、年齢や生活環境などのさまざまな要因に影響され、それぞれに異なります。そのため、個々の患者さまに合わせたアプローチを提案させていただきます。

運動療法・徒手療法・物理療法など、さまざまな理学療法を組み合わせて、症状の緩和と機能の改善を目指します。

リハビリテーションの目標

当院のリハビリテーションには、以下のような目標があります

  • 生活の質(QOL)の向上:体力の回復と運動機能の向上により、筋肉を強化し、スムーズな動きができ、疲れにくくなる身体をつくることで、生活の質を改善します
  • ケガや疾患の再発予防:適切な身体の使い方を学ぶことで、ケガや疾患の再発を軽減します
  • 痛みの予防:リハビリテーションにおけるリラクゼーションは、血流を改善し、二次的な痛みを予防する役割を果たします
  • 筋肉の血液循環の改善:リハビリテーションプログラムにより、血管内皮機能が向上し、血液の循環が改善されます

再生医療との組み合わせ

運動療法を実施しながら、薬物療法や再生医療などさまざまな選択肢を検討しトライして行くことで、出来るだけ手術治療を避けられると考えております。

再生医療(PRP療法)は、保存療法で痛みの症状が緩和されない場合の選択肢の一つです。
しかし、これは運動療法を代替するものではなく、運動療法と組み合わせることで、その効果が高まることが期待されます。

PRPとリハビリ

実際に、PRP療法後に個別のリハビリプログラムを行った患者さんは、PRP療法のみの患者さんよりも、1年後の関節機能の維持と痛みの再発率が低かったという報告があります。

当院での治療について

リハビリテーションを基盤とした治療

当院では、みなさまが笑顔で生活を送れるよう、患者さま一人ひとりの状態にあったリハビリテーションを提供するよう、努めてまいります。

最初に、患者さまがどのような身体状態であるかを評価し、その評価に基づいて治療を行います。
また、日常生活での注意事項や自宅でのトレーニング方法などもお伝えいたします。

全ての治療の根底にあるものは理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。

再生医療との組み合わせ

保存療法で痛みの症状が緩和されない場合は、膝関節に対する再生医療(PRP療法)が選択肢としてあります。

※当院では、PRP療法を膝関節・股関節に実施しています。

しかし、再生医療を受けた後も、リハビリテーションを継続することが重要です。
運動療法を実施しながら、薬物療法や再生医療などさまざまな選択肢を検討しトライして行くことで、出来るだけ手術治療を避けられると考えております。

費用について

PRP治療 1回 50,000円(保険適用外・自由診療)

こんな症状があれば必ず受診を

以下のような症状がある場合は、早めに医師に相談してください

  • 再生医療を受けたが、効果が感じられない
  • 再生医療を受けた後、どう過ごせばいいかわからない
  • リハビリと再生医療、どちらが重要かわからない
  • 運動療法を続けているが、なかなか改善しない
  • 痛みがあるので、運動は避けている
  • 再生医療だけで治ると思っていたが、期待と違う

これらの症状がある場合、リハビリテーションの重要性を再認識し、適切な治療計画を立てるために、一度ご相談ください。

要約まとめ

  1. リハビリテーションが基本:全ての治療の根底にあるものは理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。
  2. 関節軟骨の栄養メカニズム:関節軟骨は関節液から栄養を得るため、適度な運動が欠かせません。膝関節を動かさないでいると関節軟骨は関節液を吸収できないため、栄養などがうまく行き渡らないことになります。
  3. 再生医療は選択肢の一つ:保存療法で痛みの症状が緩和されない場合は、膝関節に対する再生医療(PRP療法)が選択肢としてあります。
  4. 組み合わせが重要:運動療法を実施しながら、薬物療法や再生医療などさまざまな選択肢を検討しトライして行くことで、出来るだけ手術治療を避けられると考えております。
  5. 再生医療だけで完結しない:再生医療は運動療法を代替するものではなく、運動療法と組み合わせることで、その効果が高まることが期待されます。

ストレッチ方法

参考文献

  1. 石島旨章. 変形性膝関節症 予防は生活習慣改善、治療は筋力アップから. Osteoporosis Japan PLUS. 2016;1(1):18-19
  2. 変形性関節症(OA)の病理、病態. 厚生労働科学研究成果データベース. 2009
  3. 多血小板血漿療法と理学療法の併用効果. 日本理学療法学会学術大会. 2023


本コラムは最新の医学的エビデンスに基づいて作成しています。再生医療とリハビリテーションの組み合わせについては、個人差がありますので、気になる症状がある方は当院にご相談ください。

JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。

このコラムを書いた人

理学療法士
瀬尾 真矢

患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

得意分野

変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)

記事監修:臼井俊方
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