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コラム

Column

2024年5月10日

成長期の運動器を守る!学校健診・運動器検診と整形外科医の役割

院長の臼井です。
地域に根付いたかかりつけ医を目指して、日々整形外科診療を行っています。

近年、運動器疾患の早期発見・早期治療の重要性がますます高まっています。特に、成長期における運動器の健康は、将来の健康にも大きく影響するため、早期からのケアが重要です。

本コラムでは、学校健診における整形外科検診と、整形外科医が果たす役割について解説します。

学生における運動器疾患の早期発見・早期治療の重要性

学生における運動器疾患の早期発見・早期治療は、以下の理由から重要です。

  • 成長期の骨や筋肉の異常を早期に発見し、適切な治療や指導を受けることで、将来的に運動器疾患の発症や悪化を防ぐことができる。
  • 運動器疾患による痛みや機能障害を早期に改善することで、学業や日常生活への支障を最小限に抑えることができる。
  • 正しい姿勢や運動習慣を身につけることで、将来の健康維持につながる。

学校健診における整形外科検診とは?

学校健診における整形外科検診は、児童生徒の運動器の健康状態を把握し、異常があれば早期に発見・治療につなげるためのものです。

具体的な検査項目としては、以下のようなものがあります。

  • 姿勢:猫背や反り腰などの姿勢異常
  • 脊柱:側弯症などの変形
  • 下肢:O脚やX脚などの変形、扁平足
  • 関節可動域:関節の曲げ伸ばしの範囲
  • 筋力:主要な筋肉の力
  • 歩行:歩行姿勢や歩行のリズム
  • その他:骨粗鬆症などのリスク因子

これらの検査項目は、視診や触診、簡単な運動テストなどによって行われます。

運動器検診で異常が見つかったら?

運動器検診で異常が見つかった場合、精密検査や治療が必要になる場合があります。このような場合には、整形外科医に相談することをおすすめします。整形外科医は、運動器疾患の専門知識と技術を有しており、適切な診断と治療を行うことができます。

整形外科医の役割

整形外科医は、運動器検診だけでなく、運動器疾患の診断、治療、リハビリテーションなど、さまざまな役割を担っています。

具体的には、以下のような業務を行います。

運動器疾患の診断

レントゲン、MRI、CTなどの画像検査や、血液検査、神経学的検査などを用いて、運動器疾患を診断します。

運動器疾患の治療

保存療法(薬物療法、理学療法など)や手術療法など、適切な治療法を選択します。

リハビリテーション

手術後や運動器疾患の治療後に、患者の運動機能の回復を促すためのリハビリテーションを行います。

運動器の健康に関するアドバイス

運動やストレッチ、食事など、運動器の健康を維持するために必要なアドバイスを行います。

まとめ

学校健診における整形外科検診は、児童生徒の運動器の健康状態を把握し、異常があれば早期に発見・治療につなげるための重要な役割を担っています。

運動器検診で異常が見つかった場合は、整形外科医に相談し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
整形外科医は、運動器疾患の専門知識と技術を有しており、運動器の健康を維持するために必要なアドバイスを行うこともできます。

JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック、桃谷うすい整形外科では、地域に根付いたかかりつけ医として、皆様の運動器の健康を守るお手伝いをしていきたいと思っています。

積極的な予防医学と健康増進に注力し、理学療法士による運動指導を通じて、患者様が充実した人生を送るお手伝いをさせていただきます。

学校健診に関するご質問やご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

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