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コラム

Column

2024年10月24日

女性と骨粗鬆症:知っておくべき最新情報

こんにちは!桃谷うすい整形外科の瀬尾です!

今回は、『骨粗鬆症(骨粗しょう症)と女性』というテーマでお話しさせていただきたいと思います。
特に女性にとっては骨粗鬆症は重要な健康課題です。
最新の研究により、女性特有の骨粗鬆症リスクと予防法が明らかになってきました。
この記事を読んで、「骨粗鬆症と女性」の関係についての理解を深めていただければと思います。

女性の骨粗鬆症リスク

女性は男性よりも骨粗鬆症になりやすいことが分かっています。

その主な理由は

  • 閉経後のエストロゲン低下(女性ホルモン): 骨密度の急激な減少につながります
  • 骨格の違い: 女性は一般的に男性よりも骨格が小さく、骨密度が低い傾向があります
  • 長寿: 女性の平均寿命が長いため、骨粗鬆症のリスク期間が長くなります

閉経と骨密度の関係

閉経は女性の骨健康に大きな影響を与えます。

  • 閉経後10年間は骨密度の低下が特に顕著です
  • 骨代謝マーカーの値が高いほど、骨密度の低下が大きくなる傾向があります

骨粗鬆症の予防と管理

最新の研究結果に基づいた予防と管理の方法をご紹介します:

  1. 栄養摂取
    • カルシウムとビタミンD: 骨健康の基本となる栄養素です。
  2. 運動
    • 適度な重力負荷のかかる運動が効果的です。
    • 筋力トレーニングも骨密度の維持に役立ちます。
  3. 生活習慣の改善
    • 禁煙
    • 適度な飲酒
    • 十分な睡眠
    • 日光浴
  4. 定期的な検査
    • 骨密度検査(DEXA)
    • 骨代謝マーカー検査

注目の研究成果

  1. 口腔衛生と骨折リスク: 韓国の研究によると、歯の欠損数が多いほど、骨折リスクが高くなることが分かりました。
  2. 骨代謝マーカーと再骨折: 中国の研究では、骨代謝マーカーの値が高い女性ほど、再骨折のリスクが高いことが示されました。

まとめ

今回は、『骨粗鬆症と女性』というテーマでお話をさせていただきました。
女性の骨粗鬆症は、適切な予防と管理により、そのリスクを大幅に軽減できる可能性があります。
定期的な検査と健康的な生活習慣、そして必要に応じた適切な治療を通じて、健康な骨を維持しましょう。
骨粗鬆症の検査を行いたい、自分の骨密度を知りたいなどがありましたら、一度、当院を受診してみてください。

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JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。

このコラムを書いた人

理学療法士
瀬尾 真矢

患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

得意分野

変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)

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