コラム
Column
五十肩が治らない?60代からのリハビリと治療の選択肢
この記事でわかること
- 五十肩の経過と回復までの見通し
- リハビリ・注射・物理療法など治療の選択肢
- 趣味や運動を再開するための日常生活の工夫
「ゴルフのスイングで肩が引っかかる」「体操で腕が上がりにくくなった」――60代になり、趣味の動作で肩の不調を感じる方は少なくありません。
五十肩(肩関節周囲炎)は、適切な治療とリハビリで改善が期待できる疾患です。大切なのは、今の肩がどの段階にあるかを知り、段階に合った対処をすることです。
五十肩はどのくらいで治る?回復の見通しとは
五十肩の経過は、大きく3つの段階に分かれます。
炎症期(発症後数か月間):強い痛みが中心の時期です。夜間痛で眠れないこともあります。この時期は無理に動かさず、痛みのコントロールが優先です。
拘縮期(その後4〜12か月程度):痛みは落ち着きますが、肩が硬くなります。腕が上がらない、後ろに回せないといった動作制限が強まる時期です。
回復期(拘縮期の後〜):少しずつ動きが戻ってきます。リハビリの効果が最も実感しやすい時期です。
当院では、エコー(超音波)で肩の状態をリアルタイムに確認しながら、今どの段階にあるかを患者さんと一緒に画像で確認します。「見て納得できる」と好評をいただいています。

五十肩にはどんな治療の選択肢がある?
全ての治療の根底にあるものは、理学療法士によるリハビリテーションを基にした運動療法です。
段階に応じて、以下の治療を組み合わせます。
当院のリハビリでは、理学療法士もエコーを活用しています。肩の動きを画像で確認しながら進めるため、「どこが硬いのか」を把握した上で的確な運動指導が可能です。
詳しくは当院のリハビリテーションページをご覧ください。
趣味を再開するために日常でできることは?
回復期に入ったら、日常生活の中で少しずつ肩を使う習慣をつけることが大切です。
- 入浴後のストレッチ:体が温まった状態で、腕を前や横にゆっくり伸ばします。痛みが出ない範囲で行いましょう
- タオル体操:両手でタオルの端を持ち、背中側で上下に動かします。肩甲骨周りの柔軟性を保つのに役立ちます
- 無理のないペースで趣味を再開:ゴルフや体操は、まずは軽い素振りや基本動作から始めてください
痛みが強い炎症期に無理をすると悪化する場合があります。自己判断せず、主治医や理学療法士と相談しながら段階的に進めることをおすすめします。
よくあるご質問
はい。五十肩は40〜60代に多く見られます。60代で発症する方も珍しくありません。年齢に関わらず、リハビリで改善が期待できます。
症状の段階によりますが、週1〜2回の通院が目安です。天王寺区・桃谷駅周辺にお住まいの方は通いやすい立地です。ご都合に合わせてご相談ください。
回復期に入り、日常動作に支障がなくなった頃から段階的に再開できます。復帰時期は個人差があるため、当院の診療で肩の状態を確認しながら判断します。
まとめ
五十肩は、段階に合った治療とリハビリで改善が期待できます。「もう治らないのでは」と不安に感じている方も、まずは今の肩の状態を正確に把握することが第一歩です。
大阪市天王寺区の桃谷うすい整形外科では、エコーを使った丁寧な診断と、理学療法士による運動療法を組み合わせた治療を行っています。趣味や運動を楽しむ毎日を取り戻すために、お気軽にご相談ください。
予防ストレッチ
参考文献
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。症状には個人差があります。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。
このコラムを書いた人

瀬尾 真矢
患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
得意分野
変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)
記事監修:臼井俊方
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