コラム
Column
ストレッチは何秒するのが効果的?効果的なストレッチ時間について解説
![](https://momodani-usui-seikei.com/wp/wp-content/uploads/2025/01/AC5C5139-73A6-46A7-B63E-985EECC9845E.jpg)
こんにちは!桃谷うすい整形外科の瀬尾です!
患者様からよく聞かれる言葉として「何秒ストレッチしたらいいの?」があります。
ストレッチは私たちの日常生活やスポーツ活動に欠かせない存在となっています。しかし、「実際に何秒くらいキープすればいいのか?」という疑問を持つ人も多いでしょう。この記事では、効果的なストレッチ時間とその背景にある生理的メカニズムについて解説します。
ストレッチの推奨時間
一般的に、20〜30秒程度のストレッチが推奨されています。ただし、目的や個人の状態によっては、30〜60秒のキープがより効果的な場合もあります。
ストレッチの効果
ストレッチには以下のような効果が期待されています:
- 柔軟性の向上
筋肉や腱が伸びやすくなり、関節可動域が広がります。 - 筋肉の張りやコリの軽減
筋疲労を緩和し、リラックス効果が得られる可能性があります。 - ケガのリスク低減
柔軟性不足による関節や筋肉への負担が軽減されることで、捻挫や肉離れなどのリスクを下げる可能性があります。 - 血行促進や姿勢改善のサポート
筋肉がほぐれて血流がよくなり、疲労回復や姿勢保持をサポートします。
ストレッチの生理的メカニズム
ストレッチ中には以下のような生理学的反応が起こります:
- 筋紡錘・腱受容器への刺激
ゆっくりとしたストレッチにより、ゴルジ腱器官が筋緊張を抑制し、筋肉が緩みやすくなります。 - 筋・腱組織の粘弾性変化
持続的なテンションにより、軟部組織の粘弾性が変化し、より伸ばされやすくなります。 - 神経系のリラックス効果
ゆっくりとしたストレッチは副交感神経優位に導き、精神的なリラックス効果をもたらします。
まとめ
効果的なストレッチ時間は20〜30秒が一般的ですが、個人の状態や目的によっては30〜60秒のキープがより効果的な場合もあります。段階的なアプローチや、力まず呼吸を整えながら行うことが重要です。自分に合ったストレッチ時間を見つけ、日々のケアや運動習慣に取り入れることで、柔軟性向上やリラックス効果を得ることができるでしょう。
JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。
このコラムを書いた人
![](http://momodani-usui-seikei.com/wp/wp-content/uploads/2024/06/img_staff03-e1719633038290-150x150.jpg)
瀬尾 真矢
患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
得意分野
変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)