コラム
Column
お腹のお肉を減らすためには?〜運動 VS 食事〜
こんにちは! 桃谷うすい整形外科の瀬尾です!
皆さん、世間は年末となり忘年会などによる食べ過ぎや飲み過ぎが多くなる季節ではないでしょうか。
お腹周りのお肉を減らしたいと思ったとき、最初に考えるのは「運動をしよう!」と思うかもしれません。
ランニングや筋トレ、腹筋を頑張ればスッキリすると思いがちですが、実はそれだけでは不十分です。
「食事(カロリー)」を見直さない限り、運動だけで効果を出すのは難しいのです。
今回は、運動と食事がどのようにお腹のお肉に影響するのかを解説します。
運動だけではお腹のお肉は落ちない?
運動は確かにカロリーを消費し、脂肪を燃焼するのに役立ちます。
しかし、運動で消費できるカロリーは意外と少ないのをご存じでしょうか?
- 30分のジョギングで消費するカロリーは、約200〜300kcal程度。
→ おにぎり1個(約200kcal)であっという間に帳消しです。 - 1時間の筋トレでも消費カロリーは約300〜400kcal。
→ チョコレート1枚(約300kcal)と同じくらいです。
これを見てわかる通り、運動でカロリーを消費するのは大変です。
一方で、食事で摂取するカロリーは非常に簡単に増えてしまいます。
食事(カロリー)の重要性
脂肪を減らすためには、消費カロリーが摂取カロリーを上回る必要があります。
この状態を「カロリー収支の赤字」と呼びます。
運動だけでカロリー収支を赤字にしようとすると、かなりの運動量が必要になりますが、食事の見直しで摂取カロリーを減らせば効率的です。
例えば:
- 1日の摂取カロリーを500kcal減らすだけで、1週間で約3500kcalの削減。
→ 体脂肪約0.5kgに相当する減量が可能。
運動を追加するよりも、食事内容を見直してカロリーを減らす方が、減量には効果的です。
食事で気をつけるポイント
- 高カロリー食品を控える
・揚げ物、菓子類、ジュースはカロリーが高く、摂取しすぎに注意が必要です。
・特に飲み物はカロリーの過剰摂取になりがちなので、できるだけ水やお茶を選びましょう - タンパク質を意識する
・タンパク質は筋肉を維持し、満腹感を得られやすい栄養素です。鶏むね肉、豆類、卵などを積極
的に取り入れましょう。 - 食事のタイミングを見直す
・夜遅くに食べると、エネルギー消費が少ない時間帯にカロリーを摂取することになり、脂肪とし
て蓄積されやすくなります。 - 食事をゆっくり摂る
・食べるスピードが速いと満腹感を感じにくく、ついつい食べ過ぎてしまいます。しっかり噛んで
食べることで満腹感を高められます。
運動も大切!でも「バランス」が重要
もちろん、運動も重要です。運動には次のようなメリットがあります:
- 筋肉量を維持・増加させ、基礎代謝を高める。
- ストレス解消や気分転換につながり、モチベーションが持続しやすい。
しかし、運動だけで痩せるのは難しいため、運動と食事のバランスが何より重要です。
まとめ
お腹のお肉を減らすためには、食事(カロリー)の見直しが最優先です。
どれだけ運動を頑張っても、摂取カロリーが多いと脂肪は減りません。食事と運動を組み合わせ、効率的に減量を目指しましょう!
「運動も頑張っているのに痩せない…」とお悩みの方は、ぜひ一度、食事内容を見直してみてください。
効率的な方法で、お腹のお肉をスッキリさせましょう!
JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。
このコラムを書いた人
瀬尾 真矢
患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
得意分野
変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)