コラム
Column
2024年11月1日
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男性の骨粗鬆症について
こんにちは!桃谷うすい整形外科の瀬尾です!
今回は「男性の骨粗鬆症(骨粗しょう症)」についてのコラムを記載していきます。
骨粗鬆症は一般的に女性に多い疾患とされていますが、男性も高齢になるリスクが増加します。特に50歳以上の男性は注意が必要です。ここでは、男性の骨粗鬆症に関する最新の情報をわかりやすく解説します。
男性の骨粗鬆症の現状
- 発症率:日本国内で約1,280万人の骨粗鬆症患者がいる中で、約300万人は男性です。
- 年齢とリスク:男性も60歳を超えるとリスクが増加しますが、70歳以降では女性の発症率の約半分の割合で骨粗鬆症を発症します。
骨粗鬆症の原因
- 加齢とホルモンの変化:男性ホルモンの低下は骨量減少に影響を与えます。
- 生活習慣病:糖尿病、高血圧、慢性腎臓病など骨質を劣化させ、骨粗鬆症を進行させることに繋がります。
骨折のリスクと影響
- 転倒による骨折: 高齢になると筋力低下やバランスや感覚の立ち上がりにより転倒しやすくなり、特に大腿骨近位部や背骨の骨折が多く見られます。
- 予後の不安: 男性は女性よりも骨折後の予後が不良であり、死亡リスクが上昇すると言われております。
予防と対策
- 運動:ウォーキングや筋力トレーニングなど、骨に刺激を考慮した運動が推奨されています。
- 栄養管理:カルシウムやビタミンDの摂取を心掛け、日光浴でビタミンDを体内合成することも重要です。
- 生活習慣の改善:禁煙や適度な飲酒、バランスの良い食事で生活習慣病を予防しましょう。
まとめ
今回は「男性の骨粗鬆症」について解説をさせてもらいました。
男性も50歳を過ぎたら骨粗鬆症への備えが必要です。
定期的な健康診断で骨密度をチェックし、正しい運動と栄養管理で健康な生活を維持しましょう。
骨折リスクを軽減し、健康寿命を延ばすことにつながります。
ぜひ、今回のコラムを少しでも実践していただき、健康寿命を延ばして、楽しい生活を送っていきましょう。
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JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。
このコラムを書いた人
理学療法士
瀬尾 真矢
瀬尾 真矢
患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
得意分野
変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)