コラム
Column
セルフエクササイズは重要?〜治療効果を高めるために〜
こんにちは! 桃谷うすい整形外科の瀬尾です!
リハビリテーションに通っている方の多くが、1週間に1回、20分から40分程度の時間をリハビリに費やしています。
しかし、障害部位を根本的に治すためには、この時間だけでは圧倒的に足りないのが現実です。
理学療法士として本音をお伝えすると、「リハビリに通っているからそれだけで十分」という考え方では、思うような効果が得られないことが少なくありません。
今回は、セルフエクササイズの重要性と、リハビリ効果を最大化するための考え方についてお話しします。
リハビリ時間の限界
リハビリの時間は、1週間に1回のセッションで20〜40分が一般的です。この時間内で行えるのは以下のようなことです:
- 現状の評価とアセスメント
- 適切な施術や指導
- セルフエクササイズの確認
もちろん、理学療法士による専門的な施術は非常に効果的です。
しかし、治療効果を維持し、障害部位を改善するためには、リハビリ時間以外の取り組みが不可欠です。
なぜセルフエクササイズが必要なのか?
セルフエクササイズを行うことで、リハビリの効果を大いに高めることができます。
その理由は次の通りです:
1. リハビリ時間の補完
リハビリの時間は1週間のうちわずか数十分程度ですが、セルフエクササイズを取り入れることで、リハビリ効果を毎日積み重ねることができます。
「日々の小さな積み重ねが、症状の改善を大きく加速させます。」
2. 習慣化による改善
体の状態は、日常生活の動作や習慣に大きく影響されます。
理学療法士が提供するエクササイズを日常に取り入れることで、正しい体の使い方が身につき、再発防止にもつながります。
3. 主体的な取り組みが治癒を促す
患者さん自身がリハビリに主体的に取り組むことで、治療効果が高まることが研究でも明らかになっています。
**「自分で治す力を引き出す」**ことが、リハビリの成功には欠かせません。
セルフエクササイズで意識すること
セルフエクササイズを効果的に行うためには、次のポイントを意識しましょう:
1. 理学療法士の指導に従う
自己流で行うと、効果が出ないばかりか、かえって症状を悪化させることもあります。
リハビリで指導されたエクササイズを正しい方法で行うことが大切です。
2. 無理をしない
痛みを感じる場合や、無理な動作は避けましょう。
負担の少ない方法で、少しずつ進めることがポイントです。
3. 継続がカギ
リハビリ効果は、短期間では目に見えにくいことがあります。
しかし、毎日継続することで、少しずつ改善が感じられるようになります。
まとめ:リハビリの効果を最大化するために
リハビリの時間は限られていますが、セルフエクササイズを取り入れることで、その効果を大幅に高めることができます。
リハビリに通っているだけではなく、日常生活の中で自分でも積極的に取り組むことが重要です。
理学療法士として、リハビリの時間だけで患者さんの状態を大きく改善することには限界があります。
しかし、セルフエクササイズをしっかり行うことで、治療効果が飛躍的に向上することを多くの患者さんが実感しています。
「自分で治す力」を引き出し、効率よく症状を改善していきましょう!
JR桃谷駅西口出てすぐの天王寺区、生野区から通院しやすいクリニック「桃谷うすい整形外科」では、質の高い医療を提供し、患者さんの問題解決に全力で取り組み、医療者全員が協力して前進し続けることを目指しています。
このコラムを書いた人
瀬尾 真矢
患者様一人ひとりの日常生活やスポーツ復帰を支援するために、適切なリハビリプログラムを提供し、患者様が自信を持って活動できるようサポートいたします。また、痛みや不快感に真摯に向き合い、最善の方法で症状を軽減し、再発予防にも力を入れてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
得意分野
変形性関節症(人工関節術後)、肩関節疾患(保存療法、術後)
スポーツ障害(肩関節、膝関節、足関節)